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TOKYO 2020 東京オリンピック サッカー日本代表を振り返る

tokyo2020 サッカー観戦日記

東京オリンピック男子サッカー4位!

いや〜、日本代表、メダルにあと一歩!本当に惜しかったですね。
ヨーロッパがあまりやる気がないという前提を考えても、ベスト4はスゴイ事だと思います。
選手やスタッフの皆さん、本当お疲れ様でした。本当にありがとうございました。

今回は珍しくオーバーエイジ枠の三人がチームにはフィットして「ひょっとしたらいけるかも…。」と思いましたが、残念ながらやはりそんなに簡単ではありませんでした。

さて、大会を通じて色々な監督や選手のインタビュー記事が出ましたが、今回はその中でも私が一番気になった記事を紹介します。

サッカーを知らなすぎる

日本男子メダル届かず…MF田中碧「サッカーを知らなすぎる」(スポーツ報知)

ドイツへ移籍することが決定しているU-24日本代表の頭脳と言っても過言ではない川崎フロンターレのMF田中碧選手のインタビューです。

その中で本当に今の日本サッカーが変わらないといけない点について、的確に述べられています。

メキシコはデュエルだの戦うだのは彼らは通り過ぎている。
チーム一体となってどうやって動いて、勝つかに変わってきている
彼らはサッカーを知っているけど、僕らは1対1をし続けている。
そこが大きな差なのかな。

『個の強さ』は既に時代遅れ

昨今、1対1でのボールの奪い合いや競り合いを示す『デュエル』という言葉が持て囃されていることから分かるように、ここ数年の日本サッカーは南米や欧州の強豪国に勝つために『個の強さ』を最優先で強化する動きを取ってきました。
ジュニア世代でもチーム以外にも個人技を磨く個別スクールなども増え、結果として海外で活躍する選手も昔に比べて増え、確かに『個の強さ』については発展しました。

では、それで世界の強豪国に勝てるでしょうか?
結果は残念ながら『NO!』です。
世界の強豪国は『個の強さ』をベースに、チームで効果的にゲームを進めるためのインテリジェンスも備えているのです。

日本の弱点

今回のオリンピックを見て感じられたと思いますが、確かに日本の選手は守備面の『デュエル』ではかなりの勝率を上げています。
しかし、いざ攻撃の場面になると久保選手や堂安選手のように『』に頼って、三人以上が絡むコンビネーションで効果的に崩すようなシーンはほぼありませんでした。

改善点は「サッカーを知ること」

田中碧選手のインタビューは、本当に私の心に響きました。
そしてこれからサッカーを支えていくジュニア世代の選手に本当に考えてほしいと感じました。

デュエル』で勝てば、サッカーで勝てるのか?
そんなことはありませんし、この考え方はむしろ少し逆だと私は考えています。

1対1で苦労して頑張って勝つのと、3対1の数的有利で労せずに勝つのは、サッカーとしてどちらが簡単でしょうか?

答えはもちろん後者です。
前者のように無駄に苦労して頑張る意味は何でしょうか?
私には分かりません。

サッカーを知っていれば間違わないですし、少し考えれば間違わない筈なのですが、日本人は試合になると実践できないのです。

そして、実践できないということは「知らない」ということになります。

個の強さ』を伸ばすのは悪いことではありませんが、日本が世界の強豪国に勝つには更に次のターン、もっとサッカーを知る(インテリジェンスを身に着ける)という意識が必要だと思います。

 

では、また。

 

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