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基礎は出来て当たり前

サッカー解説

さて、今回は基礎についてお話します。

私の子供は小学校1年生からサッカーをやっているのですが、放任主義(というか手抜き)のコーチのおかけで5年生になっても何もできていない(一番初歩のインステップキックすら怪しい)状態でした…。
私が仕事を理由に子供のことを放ったらかしにしていたという自責の念もあり、何とか取り返すために6年生からは

  • 家でリフティング
  • 公園でやボールタッチや基本的な動き方
  • 週一回のスクール通い

等で半年ほど集中的に基礎の習得に取り組みました。

結果、正直言ってチームで習っていた5年間よりもその半年間の方がうちの子供は成長したと思います。
あのチームのコーチは、子供たちに一体何を教えていたのか未だに理解不能です…。
愚痴になってしまいました…すみません。

前置きが長くなりましたが、何事にも基礎は重要というお話ですが、ではここで問題です。
サッカーで基礎が完璧ならば、試合で活躍できるでしょうか?

答えはズバリ「NO!」です。

実際のサッカーの試合では、常に相手からプレッシャーをかけられます。
いくら基礎練習でキックやトラップのスキルを磨いても、相手にプレッシャーをかけられた状態でもそれを発揮させられる応用力がなければ意味がありません。

基礎:敵がいない(=クローズドスキル)
試合:敵がいる(=オープンスキル)

つまり基礎はできて当たり前で、試合で活躍しようと思えば更にその先の応用力(試合と同等のプレッシャーをかけられた状態での練習)が必要となります。

無理やり例えるなら、お箸を使ってゴハンを食べるのをイメージして下さい。

基礎:お箸を使う
試合:ゴハンを食べる

まず当然ながらお箸を使えないとゴハンは食べられません。
(手やスプーンを使うのはルール違反とします。)
基礎ができていないと試合では活躍できない、とはこのことです。

また、大抵の日本人は特に意識することなく何気なく普通にお箸を使えますが、
実はそれには理由があります。
皆さんが小さい時にお箸を使えるように親御さんが一生懸命に練習させてくれて、今も毎日毎日繰り返してお箸を使っていると思います。

つまり知らず知らずのうちに基礎ができているのです。
お箸を使う文化のない国の人はそうはいきません。
まずお箸を使うという時点で四苦八苦します。

つまり基礎の習得とは、通常は訓練しなければ出来ないことを無意識でもできるようになることだと言えます。

また、皆さんはお箸を使って早食いしたり、他の人に食べさせたり、テレビを見ながら食べたり、時には寝転がって食べたり(行儀が悪い!)もできますよね。
色々な状況で基礎応用させることができる、つまりこれがサッカーでいうところの応用力ということになります。

サッカーでも基礎は必須です。
そして、試合で活躍するために基礎練習時からその先の応用までを意識しながら取り組みましょう!

では、また。

 

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