皆さんは「足元の技術」と聞いてどのようなことをイメージされますか?
一番多いのは、やはりまるでボールが足に吸い付いているかのような細かいタッチのメッシのドリブルでしょうか。
確かにメッシにしかできないスゴイ足元の技術です。
足元の技術=どれだけ足の近くにボールを置けるか
一般的にはこのように考えられている方が多いと思いますが、でも実はこれだけではありません。
例えばディフェンスが全くおらず、早くボールを運びたい時に細かいボールタッチは必要でしょうか?
また、個人技で守備のブロックを崩したくて意図的にディフェンスにボールを晒すときはどうでしょうか?
そうです。先ほどとは逆の技術が必要になります。
足元の技術=どれだけ足の遠くにボールを置けるか
注意すべきは、ただ単に遠くにボールを置くのではなく、ディフェンスがギリギリ届かず、かつ自分が先に触れる位置に置く、ということです。
つまりディフェンス側から見るとボールで獲れそうで獲れない位置にボールを置く技術、ということです。
私が大好きだった元名古屋グランパスのピクシー(ストイコビッチ選手)や、2020シーズンのJリーグで大ブレークした川崎フロンターレの三笘選手を見てもらうと分かると思いますが、ドリブル中のボールの置き所が抜群に良く、ディフェンスが獲れそうで獲れない位置に次々とボールを動かしています。
ディフェンスはボールが獲れそうだと思って足を出しますが、届かないので獲れません。
それどころか足を出した、その逆をとられてかわされてしまいます。
また、ディフェンスの間合い(足の届く範囲)に入る時もあるのですが、その時は必ずフェイントなどでディフェンスが足を出せないタイミングを作ってから間合いに入っています。
- どれだけ足の近くにボールを置けるか
- どれだけ足の遠くにボールを置けるか
足元の技術とは、この二つのパターンがあることを意識するようにしましょう。
では、また。
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