前回チームとしての守備のやり方について説明しましたが、今回もう少し詳しく説明します。
下の図で青色チームがDFラインでボールを回していて今、④番がボールホルダーです。
当然④番は、できるだけ早く前にボールを運ぶために縦方向にパスやドリブルを最優先に考えますが、その時の黄色チームの前線からの守備について考えましょう。
まず黄色⑦番は青色④番の縦のコースを完全に消しましょう。
相手の一番やりたいことの邪魔をする、というのが守備の基本です。
ここではボールは奪えなくてOKです。
青色④番もボールも縦に行けないようにブロックします。
まずここがポイントですので、ファールしてもいいくらいの強い気持ちでブロックしましょう。
その間に黄色⑥番と⑧番は中間ポジション(隣り合う敵のどちらにもすぐに当たれる位置)を取ります。
黄色⑦番が青色④番にプレッシャーをかけることにより、青色④番は自分もボールも中央方向にしか動けなくなります。
そして青色④番が中央に動いてきたところを黄色⑦番と近くの⑧番で挟み込んでボールを奪います。
もし青色④番が②番にパスをした場合は、黄色⑧番がインターセプトでボールを奪い、青色①GKまでボールを戻せばまた同じような守備陣形を取り直せばOKです。
最近よく言われる「前からのプレスでハメる」というのはこういう守備のことを指します。
お分かりいただけましたでしょうか?
このように守備は、1対1で一か八かの無謀なチャレンジをするのではなくチームで連動して行いましょう。
では、また。
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